「どうした、早く行けよ」


平然とした表情でそう言うすぐる。


「なんで私がエロ本なんかっ!!」


そう反発する私を、すぐるが冷め切った視線で見つめてきた。


うっ……。


そんな顔をされると、何もいえなくなってしまう。


「恋愛ゲームだよ。まずは試しにって所かな」


「試し……っ!?」


試しでエロ本5冊!?


ありえない!!