すぐるの提案した《恋愛ゲーム》は、その翌日から始まった。


といってもこの日は休日で、いつも通りのデートコースを歩いていた。


すぐるの態度も、何も変わらない。


内心、いつなにを言われるとドキドキしていたから、安心していた。


いつもなら、商店街を歩き回り雑貨屋やケーキバイキングの店などに付き合ってもらい、その後は気になるDVDを借りたりしてすぐるの家にお邪魔する。