けれど、すぐるは目をキラキラと輝かせ「どんなゲームがいいかなぁ」なんて言っている。


そして私は……すごく、嫌な予感がする。


きっと、ここはこのまま帰った方が身のためだ。


「ね、すぐる。今日はもう、帰るね」


用事を思い出した! って顔をして、なるべく自然に部屋を出ようとする。


……が、その寸前で後ろから抱きしめられ、止められた。


「すぐる……?」


恐る恐る、振り向く。