「それ、いいかも」


すぐるから出た言葉は、それだった。


いいかも?


……なにが?


私がキョトンとしていると、突然すぐるに抱きしめられた。


手からゲームが落ちる。


「なっ!? すぐる!?」


「そうしよう、な!? 碧!!」


なんだかわからないけど、すぐるは興奮したように言う。