「今更隠すなよ」


と、ベッドの横に座り、毛布を取ろうとする。


私はそれを阻止して、「だって……」と呟く。


「碧の姿は全部記録済みだ」


「……記録?」


すると、すぐるは机の引き出しから何かを持ってきた。


「なに?」


首を傾げる私に、すぐるはニヤリと笑う。