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ボーッとした、真っ白な頭が元に戻ったのは、すぐるがシャワーから戻ってきてからのことだった。


もう両手は自由になっていて、しばられていた部分が少しだけ赤くなっている。


「起きたか」


下着一枚で、髪の毛をタオルで拭きながら部屋に戻ってきたすぐるは、すごく色っぽい。


「ん……」


もう日は沈んでいるけど、電気の明かりで昼間のように明るい。


私は裸の体に毛布を巻きつけた。


熱が冷めた後は、やっぱり恥ずかしい。