一箇所を集中して探しすぎて、時間があっという間に過ぎてしまった。


「碧」


「え?」


「そこのクローゼットも探せよ」


……クローゼット?


首をかしげていると、すぐるが壁の一部分に手をかけた。


すると……その扉が自動で左右に開いたのだ。


そして、その奥は大きなクローゼットになっている。