「なんでないのぉ!?」


机の周りをしばらく探した後、私は声を上げる。


予想していた場所になくて、気持ちが焦る。


だって、あとはテレビの棚とか、その裏くらいしかないよ。


その時、すぐるが「残り10分だ」と言った。


「10分!?」


そんなに時間たったの!?