すぐるはひょいと肩をすくめて「さぁな」と一言だけ返事をした。


じゃぁ、ベッドの下かな?


しゃがみこみ、下を覗き込む。


そこは、少しほこりがたまっているだけで何もなかった。


私は腕組みをしてグルリと部屋の中を見回す。


大きな家具はそんなにない。


ということは、カギが隠れている場所もそんなに少なくはない。