デザートのタイミングになり、手作りの素朴なパンナコッタとコーヒー、紅茶を運んでいくと、綾乃と梨沙から声をかけられた。
「今日はごちそうさま」
「ミク、元気そうだったから安心したよ」
「そうかな」
「うん。最近メールだけだったもんね」これは綾乃。
「ミク、アラタにあんまりメール返してないって? あいつ、がっかりしてたよ」梨沙がスマホをチェックしながら言う。
「あ……まだ、カフェの仕事に慣れてなくて」
「そっかぁ、じゃ、そう言っとくね。なんか、嫌われたんじゃないかって心配してたから」と、梨沙。
「まさか、そんなことないよ」
「飲食店も大変だろうけど、カフェの店員とかちょっと憧れるね。わたしなんか潤いのない社会人生活だもん」
「夜勤あると、ほかの仕事の子と予定合わせづらいしね」
「ミクにはこの仕事が合ってるんじゃないかな」結衣が言った。「一緒に働いてたときはさ、やっぱりキツそうなときがあったから。良かったんじゃないかな、いまの仕事に変えて」
「そうかも。ありがとう」ミクは強いて微笑んだ。
「今日はごちそうさま」
「ミク、元気そうだったから安心したよ」
「そうかな」
「うん。最近メールだけだったもんね」これは綾乃。
「ミク、アラタにあんまりメール返してないって? あいつ、がっかりしてたよ」梨沙がスマホをチェックしながら言う。
「あ……まだ、カフェの仕事に慣れてなくて」
「そっかぁ、じゃ、そう言っとくね。なんか、嫌われたんじゃないかって心配してたから」と、梨沙。
「まさか、そんなことないよ」
「飲食店も大変だろうけど、カフェの店員とかちょっと憧れるね。わたしなんか潤いのない社会人生活だもん」
「夜勤あると、ほかの仕事の子と予定合わせづらいしね」
「ミクにはこの仕事が合ってるんじゃないかな」結衣が言った。「一緒に働いてたときはさ、やっぱりキツそうなときがあったから。良かったんじゃないかな、いまの仕事に変えて」
「そうかも。ありがとう」ミクは強いて微笑んだ。