就職課前

浅賀恵奈「就活か」

桜木優愛「実際疲れるね もう今四年なのに就活してなくていいのかね?」

恵奈「だよね まだ四月になったばかりだから大丈夫じゃない?」

優愛「まあね 他の人たちは 毎日スーツ着て就活してるし」

恵奈「それ思う 見てて堅苦しそうだし」

優愛「うん 本当やりたいことないな」

恵奈「見つけないとだけどね」

優愛「まあカフェでも行こうか」

恵奈「だね 休もう」

2人はカフェに行った カフェの名前はカフェブラウンだ。

優愛「カフェブラウンいいよね バイトしようかな」

恵奈「これから就職するのに?」

優愛「まあそうだけども そんなかたいこと言わないでよ」

恵奈「私も言うて こういう所でやりたくなる」

優愛「ね 憧れだよね とりあえず買おうか」

恵奈「うん」

2人はドリンクを買いに行った。

優愛「私さ留学もしたいと思って お金がね 来年卒業でもいいんだけどね」

恵奈「なるほどね いろいろ迷うよね」

優愛「本当だね あっ今さたまたま携帯のニュース見たんだけど 今日このカフェに社長来るらしいよ」

恵奈「まじ?でもさ言うて話聞くだけじゃないの?」

優愛「そうだけども ちょっと話聞いてみるのもいいかもよ?」

恵奈「そう?まあ分かったよ」

そして 30分後

関係者「すみません 通ります」

一般人「ねね あれ確かあのカフェの社長だよね?」

一般人「そうだよ 凄い」

かなりの人が殺到した。

恵奈「なんかすごいこんなに人が」

優愛「だね しかも社長まだ30だからね 小学校すら行ってないらしい そこから勉強して海外の大学院まで出たんだって」

恵奈「それは人気でるよ そんなに私タイプでないからな」

優愛「えっかっこいいじゃん イケメンだし」

恵奈「優愛好きそうだね」

優愛「まあね あと少しで講演始まるみたい」

恵奈「みたいだね」

そして講演が始まった。

カフェ店員「ではこれよりカフェブラウンを設立した社長の和歌森冬季
さんの講演会を始めさせていただきます よろしくお願いします」

カフェ社長和歌森「皆さんはどんなことをすれば世の中がよくなると思いますか?」

恵奈「いきなりすごい質問だね」

優愛「たしかにね」

恵奈「オーラが」

和歌森「ここにいる人たちのほとんどが普段の何気ない日常を楽しんでるのではないでしょうか?そのちょっとしたこの日常でこそ できることがあるかもしれません」

そして、講演会が終わった。

カフェ店員「この後、写真撮影ですが、こちらはすでにチケット購入をされた方のみとなっています」

恵奈「みたいだから、行こうか」

優愛「だね、行こう」





その夜

恵奈「いや それにしてもあの社長はなかなか ちょっとだけあえて調べてみようかな」

恵奈は和歌森のことをちょっと調べてみた。

恵奈「アメリカの取締役もやってるんだ 見た目はたしかにかっこいいな
こんな人が普通の人と結婚するとは考えられないしね 一般人からしたら夢の話だしね」

すると優愛から着信があった。

優愛「もしもし 恵奈?今何してる?」

恵奈「何って調べものだよ」

優愛「何調べてたの?誰?もしかして和歌森社長?」

優愛「まさか そんなことは」

優愛「あっ図星だな まあいいじゃない 実はあの社長がいる本社でインターン募集だって やってみない?」

優愛「えっインターン?四年なのに」

優愛「うん そうそう 面白そうじゃん まだこれから夢を見つける人のためのカフェスタッフ兼マネジメント経験プログラム」

優愛「なるほど じゃあやってみるか」

優愛「じゃあ私 申し込んでおくね」

恵奈「ありがとう」




そして、インターン当日

恵奈「なんか緊張するね」

優愛「だよね てかさうちらの他に誰がいるんだろうね」

恵奈「どうだろうね いたりはするんじゃないかな?」

社員「あのもしかして インターンプログラムの方たち?」

優愛「はい そうです」

社員「こんにちは 私、カフェブラウン人事部の堀越恵と申します こちらにご案内します」

恵奈「はい 分かりました」

優愛「はい 分かりました」

2人は、本社の中へ向かった。


優愛「広い場所だね」

恵奈「確かに」

社員「ではここが今回インターンする場所です もうすぐ社長が来ます」

恵奈「分かりました」

優愛「分かりました(あれうちらだけ?)」

その後社長が来た。

和歌森「はじめまして 社長の和歌森です よろしくです」

恵奈「よろしくお願いします」

優愛「よろしくお願いします あの今回のインターンは私たちだけですか?」

和歌森「そうですね 今回は2人のみですね」

優愛「分かりました」

和歌森「まあ人数少ないですが 頑張りましょう」

優愛「はい(やっぱりかっこいいな)」

恵奈「(まあ 生で見るとかっこいいけども いかん何を考えてるの私)」

和歌森「ではまずはコーヒーをつくりましょう」

恵奈「はい」

優愛「はい」

インターン1日目が終了。

恵奈「終わったね でも疲れたね」

優愛「だね もしかしてこれをきっかけに和歌森社長のこと気になってたりして?」

恵奈「まさか そんなことは(半分当たってるけど)」

優愛「まあさこれからですよ」

恵奈「ですね」

インターン2日目

和歌森「本日もコーヒーを作ってもらいます、その後はマネジメント体験です」


恵奈「分かりました」

優愛「分かりました」

和歌森「あと今日は広報の唯島さんが本日担当してくださるのでよろしくお願いします」

恵奈「はい」

優愛「はい」

唯島かな「唯島です よろしくお願いします」

和歌森「じゃあよろしくね」

かな「はい(顔がちょっと困惑した様子)」

恵奈「(どうしたのかな?)」

かな「では 始めましょうか」

マネジメントプログラムも終わり 優愛がトイレに行っている時に小耳にはさんだ。

女性社員「社長の噂聞いた?女子社員とばかり話してて いろんな女性社員にラインとかしてくるんだって」

女性社員「えっまじか?私も来た今度飲み行かない?とか何回か」

女性社員「誘いとかもう厳しいわ」


優愛「まじか」


恵奈「どうしたの?遅かったね」

優愛「うん トイレに」

恵奈「なるほど でもさ社長さかっこいいよね ご飯とか行ってみたいな」

優愛「そっか(やめたほうが)」


優愛「よし インターン終わった」

恵奈「終わったね」

そして和歌森が来た。


和歌森「2人ともお疲れ様 良かったらご飯いこうよ」

恵奈「はい ぜひ(社長とご飯なんて最高)」

優愛「私は今日用事あるからいいよ」

恵奈「分かったよ(2人きりかな)」

和歌森社長は恵奈とご飯に行った。


優愛「恵奈あんな喜んじゃって」

すると、恵奈からラインが届いた。

優愛「えっ途中で帰った?まじか」



優愛「あっ恵奈からだ、もしもし」

恵奈「あっ優愛お疲れ」

優愛「お疲れ どうだった?」

恵奈「なんかさ途中で帰ってしまったよ 何ていうか社長の話とか一緒にいた女性社員の方にいろいろ聞いたんだけど ひいたわ」

優愛「そうだったんだね」

恵奈「うんうん 悪い噂ばかり いろんな子にライン送ったりセクハラ パワハラあとはさ 犯罪に近いこと前やってたらしくてね あとはちょっとボディータッチ激しい」

優愛「きもいね 実は私インターンの時ちょっとだけ耳にしたんだよね」

恵奈「なんだ 教えてくれればよかったのに まあもう今はいいけどじゃあこの後会おうか」

優愛「まあ恵奈の気持ちを考えて何も言いたくはなかったんだよ 会おう」

恵奈は今回の恋愛を機に、自分の恋を見直した。