ランチだけのつもりがなしくずし的にメガネ屋へ行くことになってしまった。
杏奈が自分から振った話題だったが、まさか一緒に来てくれと頼まれるとは思いもよらず、少々困惑気味だ。
近くのショッピングモールに短時間で作ることのできるメガネショップがあり、二人はそこまで歩いて行くことにした。
並んで歩くとまた新鮮だ。
広人はヒールを履いている杏奈よりもまだ背が高く、スラッとしている。
時折杏奈を見ては、「歩くの早くないですか?」と確認してくる。
「そんな気を遣わなくてもいいですよ?」
「いや、杏奈さんヒールだから足が疲れそうだなと。やはりタクシーの方がよかったでしょうか?」
あげく顎に手をあてて考え出すので、杏奈は可笑しくなって広人の背中をバシッと叩いた。
「もうっ、ショッピングモールは目の前に見えてるんだから。さ、行きますよ!」
広人を置いてズカズカと歩き出す。
元々仕事でもヒールのあるパンプスで働くことが多いので、多少歩こうがなんてことはない。
ただ、そんなことを気にしてくれる気持ちは少し嬉しくて、何だか勝手に頬が緩んだ。
杏奈が自分から振った話題だったが、まさか一緒に来てくれと頼まれるとは思いもよらず、少々困惑気味だ。
近くのショッピングモールに短時間で作ることのできるメガネショップがあり、二人はそこまで歩いて行くことにした。
並んで歩くとまた新鮮だ。
広人はヒールを履いている杏奈よりもまだ背が高く、スラッとしている。
時折杏奈を見ては、「歩くの早くないですか?」と確認してくる。
「そんな気を遣わなくてもいいですよ?」
「いや、杏奈さんヒールだから足が疲れそうだなと。やはりタクシーの方がよかったでしょうか?」
あげく顎に手をあてて考え出すので、杏奈は可笑しくなって広人の背中をバシッと叩いた。
「もうっ、ショッピングモールは目の前に見えてるんだから。さ、行きますよ!」
広人を置いてズカズカと歩き出す。
元々仕事でもヒールのあるパンプスで働くことが多いので、多少歩こうがなんてことはない。
ただ、そんなことを気にしてくれる気持ちは少し嬉しくて、何だか勝手に頬が緩んだ。