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体育の授業が終わってすぐに保健室へ向かったが、そこにはユマもナオヤもいなかった。


保険の先生に聞くと、ユマの体調が良くないから早退したと知らされた。


ナオヤはそれに付き添って帰ってしまったようだ。


「まずいな。そんなに強く蹴ったつもりはなかったのに」


1人つぶやき、ナオヤへ連絡を入れた。


《雄大:ナオヤ、ユマの様子はどうだ? 本当にごめんな》


《ナオヤ:大丈夫、心配することはないよ》


《雄大:でも早退したんだろう?》


《ナオヤ:念のためだよ》


その返事にひとまずは安堵した。


ユマにも連絡を入れたかったけれど、クラスが違うから連絡先もわからなかった。


《雄大:ユマにももう1度ちゃんと謝りたい》


《ナオヤ:わかった。俺から伝えておくから、そんなに気にしないでくれ》