だって、こういうときじゃなきゃ自分でお菓子を作って食べることがない。


先生には文句を言われたけれど、作った分全部1人で食べてしまったのだ。


家まではまた距離がある。


かといって我慢できる自信がなかった。


「仕方ないよね」


あたしは呟いて、公園のトイレへと足を進めたのだった。