手足は骨が浮くほど細く、健康とはかけ離れていたのだ。


絶句してしまうあたしをユマちゃんはうつろな目で見上げた。


「ユ、ユマちゃん……?」


「ナオヤ……」


「え?」


「ナオヤはどこにいるの? 謝らなきゃ。あたしナオヤのこと傷つけたの。ちゃんと謝ってもないの!」


ユマちゃんはあたしの腕を掴んで叫ぶ。


その目には涙が浮かび、ボロボロとあふれ出した。