若くて手足が長く、なかなかカッコイイ人だ。
見覚えがなくて首をかしげているとアユカが隣にやってきて「あれが平山先生だよ」と、教えてくれた。
確か新しく来た美術部の先生で、カッコイイと有名な人だ。
「ねぇ、ユマちゃんも美術部だったよね? コンテストに参加するから熱心だったって、ナオヤ言ってたよね?」
「そういえばそうだね。だけどあの日は部活に参加せずに帰ったって言ってたね」
「もしかしたら、美術部の先生ならなにか知ってるんじゃないかな? 毎日顔を合わせていたなら、ユマちゃんの変化に気がついていたかもしれないよね?」
あたしの言葉にアユカは大きく目を見開いた。
「確かにそうだね。平山先生にも話を聞きに行ってみる?」
そう言われてあたしは頷いた。
ただ、今は女子生徒たちに囲まれていて無理そうだ。
「放課後、美術室に言ってみよう」
あたしがそう提案したとき、教室内にいる雄大は一瞬心配そうに眉を寄せた。
しかしそれはほんの一瞬の表情の変化だったため、誰にも気がつかれることはなかったのだった。
見覚えがなくて首をかしげているとアユカが隣にやってきて「あれが平山先生だよ」と、教えてくれた。
確か新しく来た美術部の先生で、カッコイイと有名な人だ。
「ねぇ、ユマちゃんも美術部だったよね? コンテストに参加するから熱心だったって、ナオヤ言ってたよね?」
「そういえばそうだね。だけどあの日は部活に参加せずに帰ったって言ってたね」
「もしかしたら、美術部の先生ならなにか知ってるんじゃないかな? 毎日顔を合わせていたなら、ユマちゃんの変化に気がついていたかもしれないよね?」
あたしの言葉にアユカは大きく目を見開いた。
「確かにそうだね。平山先生にも話を聞きに行ってみる?」
そう言われてあたしは頷いた。
ただ、今は女子生徒たちに囲まれていて無理そうだ。
「放課後、美術室に言ってみよう」
あたしがそう提案したとき、教室内にいる雄大は一瞬心配そうに眉を寄せた。
しかしそれはほんの一瞬の表情の変化だったため、誰にも気がつかれることはなかったのだった。