誰とも会いたくない……?


あたしはアユカと目を見かわせた。


「それ、どういうことですか? ユマちゃんになにかあったんですか?」


その質問に、ユマちゃんのお母さんは明らかな同様を見せた。


あたしから視線を話、少し瞳を潤ませる。


「そう……ユマから何も聞いてないのね」


そう言われ、あたしはグッと言葉を詰まらせてしまった。


ユマちゃんと仲が良くなかったとわかると、なにも聞き出せずに追い返されてしまうかもしれない。


「ユマちゃんがどうして学校に来なくなったのか知りたいんです。あたしの幼馴染が、そのせいでイジメられているかもしれないんです!」


意を決してあたしは言った。


ユマちゃんのお母さんは驚いた様子であたしを見つめる。


「それ、どういうこと?」


「実は……」