「汚れた魂が見えるの?」


あたしの説明にアユカは驚いたように声をあげた。


「うん。信じてくれないかもしれないけど」


「ううん、信じる!」


そう言われあたしは驚いてアユカを見つめた。


最初は誰でも疑ってかかると思っていたけれど、アユカは本気であたしの説明を信じてくれているようだ。


「だって、あたしの変化にすぐに気がついてくれたじゃん。それってさ、あたしの魂の色が変化してたからじゃないの?」


「そうだね。アユカの魂は本当に奇麗だったの。それが今日はグレーに見えた」


「だからあたしの後を追いかけてきてたんだね」


やっと納得いった様子でアユカは何度も頷いた。