「しかも、先生の方が好きでほっとけなくて仕方ないって感じだった。何か、陽一と飛鳥にちょっと似てるかも」
「先生と陽一を一緒にしないでくれないかな!?」
もしそうなら2人の関係は破綻している。先生は途方もないモンキーだということになるし、先生も彼女も、お互いがお互いを好きでないということになる。
「そりゃ全然違ったけどね。彼女さん綺麗だったし落ち着いてたし」
「どういう意味だろうか?」
「だけどいい経験になったかも。もともと先生ってよくあの本屋使うんだよ。2回目か3回目偶然会った時にそれ気づいて、それからは意識的に寄るようになってたな……。知らなかった気持ちとか勉強になったし、後悔はしてない。ありがとうね、飛鳥。本当にありがとう」
そういうももちゃんが、本当にそう思って言っている感じだったから、私もうれしくなった。いいよ、と言った後イケメンどこかに落ちてないかな、というとももちゃんは顔が重要なのかよ、と呆れたように笑う。
「そう言えばモンキー来てないね。遅刻かな、朝から盛ってんのかな」
「まだ芹沢のことモンキーって呼んでるんだ、かわいそう」
「いやだって事実じゃん」
最近遅刻が多いうえに眠たそうに登校してくる陽一のことを思い返しながら私がそういうとももちゃんはうーん、と曖昧なリアクションをした。
「ま、あんたたちは大丈夫だと思うけどさ。お互い、子供っぽいところが心配」
「何が?」
ももちゃんは、われ関せず、と言って私に背中を向けた。私は言われたことの意味が分からなかったので、10秒くらい考えたのちに考えるのをやめた。もうすぐ体育祭か、と思うと少し楽しみに思う気持ちと時の流れの早さを感じる。
「騎馬戦って女子のやる競技じゃないよね?今年の運営委員何考えてんの?」
「うん、だから、戦ったらまずいから騎馬リレーなんでしょ」
当日のタイムテーブルを見ながらももちゃんとあれやこれやと話してるうちに、体育祭は明日に迫っていた。去年はムカデリレーにでたなあなんてことを思い出す。応援団をしていた先輩たちがばっちり髪とメイクを決めて声を張っていたのが、すごくかっこよかったことも。
「先生と陽一を一緒にしないでくれないかな!?」
もしそうなら2人の関係は破綻している。先生は途方もないモンキーだということになるし、先生も彼女も、お互いがお互いを好きでないということになる。
「そりゃ全然違ったけどね。彼女さん綺麗だったし落ち着いてたし」
「どういう意味だろうか?」
「だけどいい経験になったかも。もともと先生ってよくあの本屋使うんだよ。2回目か3回目偶然会った時にそれ気づいて、それからは意識的に寄るようになってたな……。知らなかった気持ちとか勉強になったし、後悔はしてない。ありがとうね、飛鳥。本当にありがとう」
そういうももちゃんが、本当にそう思って言っている感じだったから、私もうれしくなった。いいよ、と言った後イケメンどこかに落ちてないかな、というとももちゃんは顔が重要なのかよ、と呆れたように笑う。
「そう言えばモンキー来てないね。遅刻かな、朝から盛ってんのかな」
「まだ芹沢のことモンキーって呼んでるんだ、かわいそう」
「いやだって事実じゃん」
最近遅刻が多いうえに眠たそうに登校してくる陽一のことを思い返しながら私がそういうとももちゃんはうーん、と曖昧なリアクションをした。
「ま、あんたたちは大丈夫だと思うけどさ。お互い、子供っぽいところが心配」
「何が?」
ももちゃんは、われ関せず、と言って私に背中を向けた。私は言われたことの意味が分からなかったので、10秒くらい考えたのちに考えるのをやめた。もうすぐ体育祭か、と思うと少し楽しみに思う気持ちと時の流れの早さを感じる。
「騎馬戦って女子のやる競技じゃないよね?今年の運営委員何考えてんの?」
「うん、だから、戦ったらまずいから騎馬リレーなんでしょ」
当日のタイムテーブルを見ながらももちゃんとあれやこれやと話してるうちに、体育祭は明日に迫っていた。去年はムカデリレーにでたなあなんてことを思い出す。応援団をしていた先輩たちがばっちり髪とメイクを決めて声を張っていたのが、すごくかっこよかったことも。