(買い物を終えた二人は帰路、帰宅途中の夏美に会う)
陽菜:夏美さん、おかえりなさい。
夏美:お、陽菜ちゃん、買い物から帰るとこ?ん。後ろにいるのは…。
帆高:お久しぶりです。夏美さん。
夏美:帆高くんじゃない!ほーんと久しぶり。
(帆高に抱きつく。帆高の顔が紅潮する)
帆高:わわわ。夏美さん。
夏美:安心したー。ウブな感じが抜けてなくて。クールなイケメン男子に成長してたらどうしようかと思った。
夏美:で、東京また来たんだ?
帆高:はい。農工大受かったんで。昨日から国分寺に住んでます。
夏美:それだったら事前に連絡してくれたら良かったのに。
帆高:それは、何というか色々有って…。
陽菜:夏美さんの方こそ帆高の携帯とか知ってるんじゃなかったっけ?
夏美:確かにね…。でもまあいいや。そんなのは色々だもんね?帆高くん。
帆高:はい…。
:
陽菜:ただいまー。
凪 :おかえり、姉ちゃん。夏美さんまだ帰ってないよ。
夏美:ただいま、凪くん。
帆高:また、おじゃまします。
陽菜:さあ、みんな揃いましたー。夕食行きましょう。当番私だから、皆さんくつろいで待っててね。
:
帆高:家事って当番制なんですか?
夏美:そう。でもわたしって仕事休みの日に合わせた1日、凪くんも2日なんで、陽菜ちゃんの負担大きいのよね。
夏美:陽菜ちゃんはバイトもやってくれて、これだから私が甘えている感じかな。
凪 :姉ちゃんは俺が勉強に専念して欲しいって頑張ってくれてるんだ。
帆高:そうなんだ…。
:
夏美:そうそう、帆高君今日は何時までいられるんだっけ?
帆高:スマホで調べてみます。巣鴨まで水上バスで、そこから山手線で新宿出て中央線快速かな…。
夏美:昔だったら神田まで山手線でよかったけど、今は神田は海の底だもんね。
帆高:そうですね。あ、意外と水上バスって遅くまでやってるんですね。10時半まで居ても大丈夫みたいです。
夏美:今は地下鉄も一部区間しか動かせないし、水上バスがみんなの足だからね。
帆高:東京も色々変わっちゃいましたね…。
帆高:(あ、言ってしまってからだけど、これってすごく他人事な発言…。)
帆高:(須賀さんは僕の自惚れだって言うけど、たとえ、そうだとしても、言ってはいけない気がする…。)
夏美:どうしたの?帆高くん。考えごと?
帆高:あ、いえ。色々変わった東京の中で、今日気になったのがコインランドリーの多さ。
帆高:さっき陽菜さんとスーパーに行く途中でも3件有りました。凄いなと。
夏美:2年位前から雨後の筍のように増えたよね。…まあ、雨の後じゃないけど。
帆高:俺の地元の神津島って3年前までコインランドリーって1軒もなかったです。
帆高:でも二年前に2軒できました。だから東京来る前からでも想像は出来たはずだけど、それでも印象的でした。
凪 :うちはコインランドリーは使わないね。乾燥1回で400円は高いし。
帆高:そう言えば、ここって浴室乾燥もないし、洗濯機も外置きでしたよね?乾かすの工夫してるんですか?
夏美:除湿器とサーキュレーターなら有るよ。最近安いしね。
凪 :干し方は相当気を使ってるよ。やり方次第で乾き方が3倍違う。
帆高:俺のアパートも浴室乾燥無いし、その情報凄く欲しい。
凪 :いいよ。後で教えてやるよ。
帆高:ありがとう。センパイ。
夏美:新しく借りるなら、浴室乾燥付き物件にしたらよかったんじゃない?最近多いし、安くいけそうだけど。
帆高:うち貧乏だから、大学は奨学金だし、家賃も自分持ち。
夏美:陽菜ちゃんたちと暮らし始めて、私恵まれてたなって凄く感じる。
夏美:大学時代って学費も住居も全部親持ち。当時は不自由は無かったのに息苦しさだけ感じてたな。
夏美:圭ちゃんとこでのバイト代も浪費しちゃってたし、なんか皆さんに悪い感じ。
陽菜:夏美さん、おかえりなさい。
夏美:お、陽菜ちゃん、買い物から帰るとこ?ん。後ろにいるのは…。
帆高:お久しぶりです。夏美さん。
夏美:帆高くんじゃない!ほーんと久しぶり。
(帆高に抱きつく。帆高の顔が紅潮する)
帆高:わわわ。夏美さん。
夏美:安心したー。ウブな感じが抜けてなくて。クールなイケメン男子に成長してたらどうしようかと思った。
夏美:で、東京また来たんだ?
帆高:はい。農工大受かったんで。昨日から国分寺に住んでます。
夏美:それだったら事前に連絡してくれたら良かったのに。
帆高:それは、何というか色々有って…。
陽菜:夏美さんの方こそ帆高の携帯とか知ってるんじゃなかったっけ?
夏美:確かにね…。でもまあいいや。そんなのは色々だもんね?帆高くん。
帆高:はい…。
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陽菜:ただいまー。
凪 :おかえり、姉ちゃん。夏美さんまだ帰ってないよ。
夏美:ただいま、凪くん。
帆高:また、おじゃまします。
陽菜:さあ、みんな揃いましたー。夕食行きましょう。当番私だから、皆さんくつろいで待っててね。
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帆高:家事って当番制なんですか?
夏美:そう。でもわたしって仕事休みの日に合わせた1日、凪くんも2日なんで、陽菜ちゃんの負担大きいのよね。
夏美:陽菜ちゃんはバイトもやってくれて、これだから私が甘えている感じかな。
凪 :姉ちゃんは俺が勉強に専念して欲しいって頑張ってくれてるんだ。
帆高:そうなんだ…。
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夏美:そうそう、帆高君今日は何時までいられるんだっけ?
帆高:スマホで調べてみます。巣鴨まで水上バスで、そこから山手線で新宿出て中央線快速かな…。
夏美:昔だったら神田まで山手線でよかったけど、今は神田は海の底だもんね。
帆高:そうですね。あ、意外と水上バスって遅くまでやってるんですね。10時半まで居ても大丈夫みたいです。
夏美:今は地下鉄も一部区間しか動かせないし、水上バスがみんなの足だからね。
帆高:東京も色々変わっちゃいましたね…。
帆高:(あ、言ってしまってからだけど、これってすごく他人事な発言…。)
帆高:(須賀さんは僕の自惚れだって言うけど、たとえ、そうだとしても、言ってはいけない気がする…。)
夏美:どうしたの?帆高くん。考えごと?
帆高:あ、いえ。色々変わった東京の中で、今日気になったのがコインランドリーの多さ。
帆高:さっき陽菜さんとスーパーに行く途中でも3件有りました。凄いなと。
夏美:2年位前から雨後の筍のように増えたよね。…まあ、雨の後じゃないけど。
帆高:俺の地元の神津島って3年前までコインランドリーって1軒もなかったです。
帆高:でも二年前に2軒できました。だから東京来る前からでも想像は出来たはずだけど、それでも印象的でした。
凪 :うちはコインランドリーは使わないね。乾燥1回で400円は高いし。
帆高:そう言えば、ここって浴室乾燥もないし、洗濯機も外置きでしたよね?乾かすの工夫してるんですか?
夏美:除湿器とサーキュレーターなら有るよ。最近安いしね。
凪 :干し方は相当気を使ってるよ。やり方次第で乾き方が3倍違う。
帆高:俺のアパートも浴室乾燥無いし、その情報凄く欲しい。
凪 :いいよ。後で教えてやるよ。
帆高:ありがとう。センパイ。
夏美:新しく借りるなら、浴室乾燥付き物件にしたらよかったんじゃない?最近多いし、安くいけそうだけど。
帆高:うち貧乏だから、大学は奨学金だし、家賃も自分持ち。
夏美:陽菜ちゃんたちと暮らし始めて、私恵まれてたなって凄く感じる。
夏美:大学時代って学費も住居も全部親持ち。当時は不自由は無かったのに息苦しさだけ感じてたな。
夏美:圭ちゃんとこでのバイト代も浪費しちゃってたし、なんか皆さんに悪い感じ。