翌日。

 萌々子は駿太郎を呼び出し、

「あのさ…トイレって、ヤるためにあるのかなあ」

 そういうと萌々子は、

「悪いけど私さ、ロリータ服はやめない。もしそれが嫌なら、こないだみたいに後輩のギャルと好きなようにでもしたら?」

 そういうと駿太郎を置き去りにし、しかもその足で携帯のショップへ行き、たまっていたポイントがあったのを幸いに、携帯のアドレスから電話の番号まで、すべて変更の手続きを済ませてしまったのである。

 ちなみに。

 最初に萌々子が変えたアドレスを教えたのは、やはり慶であった。