市野瀬くんと友達になってから一か月が経った、ある日の休日。
今日、私はとてもわくわくしている。
なぜなら、市野瀬くんと友達になって一か月、やっと市野瀬くんと二人で遊びに行くことが実現できるから。
とはいっても、半ば私が強引に市野瀬くんにお願いをして、やっと実現できたのだけど。
とはいえ、市野瀬くんと二人で遊びに行けるというのは、私にとってとても嬉しいこと。
そして私は今、街中にある大きな時計があるところで市野瀬くんのことを待っている。
そこは待ち合わせ場所としてよく知られているところ。
市野瀬くんのことを待っているとき、私は少しドキドキしていた。
なぜかはわからないけど、きっと市野瀬くんと二人で遊びに行くことが初めてだからなのかなと思った。
市野瀬くんと遊びに行くことが嬉しくてたまらないからか、私は待ち合わせ時間の15分前に着いてしまった。
そして市野瀬くんのことを待って10分が経った。
そのとき。
「よう」
市野瀬くんが待ち合わせ場所に来た。