あれから、一週間が過ぎた。

私と入間さんは交際を始め、今日は付き合って初めてのデートだ。

例のコンタクトはもう使っていない、私のは1ウィークだったのもあるが……
入間さんも、メガネをあれから普通のレンズにしてもらったそうだ。

好感度を気にしながら付き合うというのは、やはり何か違う気がして……
二人で出した決断だった。

「どこか行きたいとこある?」

「また植物園に行きたいです」

そんな会話をしながら、歩いていた時──

不意に、入間さんの携帯が鳴った。

「君島からだ……」

君島さんはあれからまた海外に帰ったのだが、休日に一体なんの用だろう……

「えっ……うん……うん……」

しばらく話しを聞いていた入間さんだったが、少し困った表情になると「また、折り返す」と告げて電話を切った。

「君島さん、どうかしたんですか?」

「うん……アイツ、こっちにいる時コンタクトを買って行ったんだ……日本のヤツのが良いって……」

「コンタクト……」

そこまで聞いて、私はもう何となく何があったのかわかった気がした。

「プリラバです!」

私は、とりあえずアノゲームのダウンロード方法を君島さんに教えてあげる事を提案していた。