少し間があって、藤子から返信があった。

「…死にたくなるぐらい悔しいけど、これが最後じゃないから、また頑張ってみるよ」

 何か絞り出すような、様々な思いが渦巻いて綯い交ざったようなメッセージである。

「藤子が悔しがるなんて珍しいけど、よっぽど本気で書いたんだろうな…」

 澪はメッセージに「国立は?」と返した。

 今度はすぐ返事が来た。

「もちろん行くよ!」

 澪は「じゃあ、シリアルナンバー3番空けて待ってる」と返した。

 藤子は、

「ありがと。ほんとにありがとう」

 何となくメッセージの向こう側で、藤子が泣いているような気がした。