「なのに天崎くんたら〜、ずっと真夢を避けてばかりいるんだからー」

 すかさず八乙女さんが柳田さんに反論する。

「天崎のせいじゃないぞー。全ては本田亜留が悪いんだからなー」

「まぁ…、それは言えるよねー」

 真夢が言う。

「この場所で本田さんは天崎の唇を奪ったけど、今度は私が天崎の唇を奪ったからねー。もう天崎は私のモノ。誰にも渡さないよ」

 こう言われてオレはタジタジになった。

「オレ…、どう答えたら…イイの?」

「色々余計な事は気にしないで、私と付き合ったらイイでしょう天崎?」