「で?本当に来るのか?」

「はい。私も闇金の取立てに同行させていただきます」

明空は気絶から目覚めると決意も新に宣言した。

荒さまは彼女が気絶している間に、各務たちにすべての経緯を話していた。

しかも、目覚めた明空に神が言うには、社の再建費用の当てとはまさに彼らからの寄付だった。

「喜べ明空よ!こうも簡単に我が信徒らに出逢えるとはな!

早速、彼らの仕事を手伝おうぞ!」

「え?イヤですよ!闇金の取立てなんて!」

「何を言う?タダで喜捨を請うつもりか!?

今こそ善行を積む絶好の機会!

喜捨も得て善行まで積めば明空の罪が消えるのも時間の問題じゃ!

さぁ、どうする!?」