「婆ちゃん、何で俺を見る?しかも何で標準語になる?」

「何って、これをご縁に明空さんとお付き合いをね……」

「ち、ちょっと待って下さい!お2人とも!聞こえるんですか!?」

明空は千草と各務の会話に慌てて割って入る。

「聞こえますよ」

「しかも見えてる。お前らも見るな?」

「はぁ~い!見えてま~す!」

「そんな!」

明空は真っ青になった。

千草はニッコリ笑い、各務はうなずき、社員たちは明るく返事を返す。

『おお!さすがは我が郷里の者たちじゃ!

して?修行はいかほど積んだのかな?』

「道場で少々鍛練を。社員達も同様です」