《神殺し》

なんて禍々しく恐ろしい言葉だろう………。

明空の背筋に得体の知れない悪寒が走った。

でも、あたしはそんなコトしていない!

第一、人間に神様が殺せるはずがない!!

「あ~、そのことなんだがの。

お主、社を壊したであろう?」

「はっ……!!」

「しかも、御神体ごと木っ端微塵に……」

「……そ、それなら……覚えがあります……」

明空は記憶を手繰り寄せ始めた。