「はい、では」

「うむ」

「では……」

「うむ……」

「……」

「……」

「神さま……。お願いですから

とっとと私から、出ていってください」

「ならぬ!」

「ならぬ!って私、お風呂なんですよ!

まさか中まで着いて来る気ですか!?」

「是非もないことじゃ!

わしは神であって男ではない。

羞恥心など持つ必要はないわ!

しかも風呂場で、もしものことがあったら何とする!?

わしにはそちを守護する義務があるのじゃ!」