「やった!お金要らないんですか!?

よかった~!!

もう!すっごく法外な金額を吹っかけられたらどうしようかと心配で心配で!

壷とか印鑑とかあるでしょ!?そんな話!

よかった~!無料で!!」

明空に掛かると、本物の神さまも霊感商法の販売員と何の変わりもないらしい。

大喜びする明空の様子に、

《神様》はちょっとだけ悲しい気分になった。