明空は社の木材の上に燃え上がる新聞紙を置き、

炎を守るように四つん這いになって風雨を避ける。

地面を向いた顔に痛いくらいの熱さを感じる。

「助かった……やっと……」

明空はガタガタと小刻みに震えながら、

そのまま意識を失った。