僕にとって、高校生活というのは、そんなに楽しいものではなかった。
むしろ無機質で意味のない時間を過ごしているように感じられた。
僕は少しでもそんな学校生活を楽しいものに変えようと、学校の行事には主体的に参加したし、生徒会にも入った。
先生は、
「どんな物事にもシッカリと打ち込めば、きっと有意義な生活になる。
もし皆さんが高校生活に対して、不満を抱えているのなら、たぶんそれは打ち込めていない証拠なのでしょう」
とか言っているけれど、とんだホラ吹き野郎だと僕は言ってやりたい。
僕を見てみろよ。
少しでも有意義なものにしようと、生徒会にだって入っちまったし、成績はバカみたいに常に上位を維持してやがる。
それでも、だ。
それでも僕は高校に馴染めない。
そりゃ、友達はたくさんいたよ。
僕の考えに賛同してくれる友達の存在はありがたくて、だからこそ僕は不登校にならずにすんでいるのだ。
そうだねぇ。
僕が学校生活に陰気な思いを抱えているのにも関わらず、「インキャ」とはならずに友達が多い理由を説明してやろうか。
どう? 嫌みなヤツに見える?
それはきっと、僕が抱えている不満というものを日々、隠さずに暴露しているからだろう。
たとえば先日、こんなことがあったよ。