「じゃないから!!!
私は、穣だけに守られたいから!!!」

「木々葉…」

「私を守りたいって気持ちは、穣が世界一なんだから!!!
穣に勝てる人なんて、この世界には居ないんだから!!!」

「そんな事……分からない」

「分かるの!!!
私には分かるの!!!」

でも……。

「約束……破らないで……」

破りたいわけ…ないだろ?

「後悔…しない?」

「しない!!!」

分かった……。

「守りましょう!」

その言葉を言った後すぐに、木々葉の唇が僕の唇に触れた。

「約束通り。
一生、守ってね!
私の未来の旦那様!!」


10年前。

『僕が…木々葉を…守るから……。
一生』

現在。

僕は木々葉に告白してたのか……。

「返事は?」

「はい! 奥様!!
僕の……未来の奥様……」

僕が木々葉に顔を近づけていくと。