「ねぇねぇ、これからカフェ行こう!」「いいよ!行こうか」「うん!やったー!」手を繋いでカフェへ向かう。横断歩道を渡っていたら、「キーー!ガシャン!バターン!」血の海のように道路が赤く染まっていく。「一颯!一颯〜!」
私は、彩乃。女子高校生。彼は一颯。昔からの幼馴染で、カップルでもある。私は、密かに一颯のことが好きだったけど、誰にも言わず、心の中にしまい込んでいた。でも、その翌日、一颯が私のことを「好きだ!付き合ってくれ!」と言ってくれた。嬉しかった。涙が止まらなかった。「うん!もちろん!」私たちは、その日からカップルになった。登下校の時はいつも一緒で、手を繋いでいた。他の人からも「類を見ないラブラブなカップルだな!」と言われた程だ。そう、私たちの学校は、みんな最初は、カップルになるけれど1週間程で、みんな別れていく。でも、私たちは、もう1ヶ月も経った。それほど仲がいいのだ!私たちは、いつもずっと一緒にいると思ってた。