【私は子供じやありませんよ】と抗議したかったが、祖母の『さぁ!どうだ!』という嬉しそうな顔を見ると、明日香はグッと我慢した。
「……うん、ありがとう。
あの、それでね。お祖父ちゃんの足取りなんだけど……」
「ああ、やっぱり紅茶はダージリンに限るわね」
祖母は相変わらず明日香の話を聞かずに孫娘のために紅茶を入れていた。
「ダージリンに限るって、お祖母ちゃんダージリン以外にはどんな種類があるの?」
「そんな詳しいこと、知らない」
「やっぱり!私も紅茶はダージリンしかないと思ってた!
というより、紅茶を“ダージリン”っていうんだと最近まで思い込んでた!!」
「……うん、ありがとう。
あの、それでね。お祖父ちゃんの足取りなんだけど……」
「ああ、やっぱり紅茶はダージリンに限るわね」
祖母は相変わらず明日香の話を聞かずに孫娘のために紅茶を入れていた。
「ダージリンに限るって、お祖母ちゃんダージリン以外にはどんな種類があるの?」
「そんな詳しいこと、知らない」
「やっぱり!私も紅茶はダージリンしかないと思ってた!
というより、紅茶を“ダージリン”っていうんだと最近まで思い込んでた!!」


