その日の昼間は、家族三人で
アトリエで過ごした。

父は桜都が今までに描いた数々の作品を見て、

「すごいなあ、お前は。」

なんて言ってたくさん褒めてくれた。


夕食の時間になったら家に戻って、
ダイニングにある丸い机を三人で囲んで
座って食べた。

その間に父は、海外での仕事であった
出来事をたくさん話してくれたので、
桜都はそれを想像したら、早く絵に描かたくて
仕方がなかったけれど、話が面白かったので
また今度にしようと思った。