そう言って、ベッドにもぐりこむ。
「なに? 気になるっ!」
私は幽斗君の後を追い、ベッドに上がった。
頭までかぶっている布団を剥ぎ取り、その顔を見た。
まだ、真っ赤だ――。
「ねぇ……」
そっと顔を近づけ、小さく言う。
「どうして?」
その瞬間。
幽斗君の腕が私の背中に回った。
突然のことでバランスを崩し、幽斗君の上へ覆いかぶさるようにして倒れこんだ。
2人の鼓動が、グッと近づく。
やだ……。
恥ずかしい。
幽斗君の胸に顔をうずめ、それを悟られないように必死になる。
「なんでか、聞きたい?」
「……うん」
頷くと、幽斗君は私を強引に布団の中へと引っ張りこんだ。
ギュッと抱きしめられたまま、呼吸だけが聞こえてくる。
「眠れないんだ、最近」
「え……?」
「恋の病――」
幽斗君は囁くようにそう言い、私にキスをした。
今日の残り少ない夜の時間。
2人とも眠れそうにはなかった――。
「なに? 気になるっ!」
私は幽斗君の後を追い、ベッドに上がった。
頭までかぶっている布団を剥ぎ取り、その顔を見た。
まだ、真っ赤だ――。
「ねぇ……」
そっと顔を近づけ、小さく言う。
「どうして?」
その瞬間。
幽斗君の腕が私の背中に回った。
突然のことでバランスを崩し、幽斗君の上へ覆いかぶさるようにして倒れこんだ。
2人の鼓動が、グッと近づく。
やだ……。
恥ずかしい。
幽斗君の胸に顔をうずめ、それを悟られないように必死になる。
「なんでか、聞きたい?」
「……うん」
頷くと、幽斗君は私を強引に布団の中へと引っ張りこんだ。
ギュッと抱きしめられたまま、呼吸だけが聞こえてくる。
「眠れないんだ、最近」
「え……?」
「恋の病――」
幽斗君は囁くようにそう言い、私にキスをした。
今日の残り少ない夜の時間。
2人とも眠れそうにはなかった――。