おもしろがっていう咲弥に、私はボッと顔に火がついた。

運命の人!?

って、私と、あいつが!?

「チュウしたら完全に治るかもよぉ?」

「ちょっと咲弥! からかうのはいい加減にしなさいよっ!!」

でも……。

もし本当にそんな『体質』だったとしたら?

そうだとしたら、私は永遠に、橘幽斗から離れられない――。