昼休みになった


「部長、お昼に行ってきます」

「いいよ、あっそうだ」

「はい?」

「浴衣を買いたい。プレゼントで」

「はい、午後から手配しますね(笑)」



午後三時、真木がコーヒーを持ってきた



「コーヒーをお持ちしました。このお菓子は課長の出張土産だそうです」

「ありがとう」

「あと、当日のスケジュールを組んでみました」



真木から紙を受けとる

「エステ?」

「はい、体験したことがないだろうと思いまして、部長の家の近くを選んでみました。部長が待てないと思うので家で待機出来るように」

「そんなにかかるのか?」

「はい、ここはヘアメイクもしてくれますから終わってからヘアメイクして呉服屋へ浴衣を選びに行かれてそこで着付けしてもらえます」

「なるほど」


「時間とスケジュール組んでおきました」

「助かる」

「私も会場でお会いできるのを楽しみにしております」

「なんか、恥ずかしくなってきた」

コーヒーを飲みながらスケジュールを見る



「長っ!俺は何して待てばいいんだよ」