そんな気持ち悪い私を誰かに知られるのが嫌で、前髪は常に眉上、風で上がらないようにスプレーで固めてます。

『姫華! 遅刻するわよ!!』

『分かってる!』

遅刻しそうでも必ずやってから、学校に行きます。

気持ち悪い私を親しい人に知られるのが嫌で、親しい人を作りません。

『三目さん。一緒に学食に行こう』

『すみません。私、弁当なんです』

親しくならないように、昼食時間を人が多い学食じゃなく、裏庭で一人、過ごします。

これからも、ずっと、一生。


私はそんな風に生きていくんです。