「俺の事が好き?」

「はい……」

「俺の事が本当に好き?」

「はい……」

「確認しましょう」

目白さんが私の左手を離して、左手で私の前髪を上げる。

「ちょっ…」

そして、私のおでこの目に目白さんはキスをしました。

「本当に俺が恋人で良い?」

「はい」

「本当は友達が良かったんじゃ…」

「それは、目白さんがそんなに私を好きだと思わなくて」

「日向が良い」

「日向……さんが良いです」

「うん……。
目白さんよりは良いか」

「日向さん」

「ん?」

「あの、私。人間とあやかしの間に産まれた子なんですけど、それでも良いんですよね?」

「うん。姫華が人間だから好きになったんじゃないから。
姫華だから、好きになった」

「私も。
日向さんだから、好きになりました」