「三目さん。大丈夫なの?」

「目白に何かされた?」

「お金、とられちゃった?」

「黒目先生に言おうか?」

次の日の朝。

自分の席に座るなり、クラスの人達から色々言われます。

「昨日の放課後、目白が2年2組の男子を脅してたんでしょ?」

「俺は殴ってたって聞いたけど?」

「今日の朝、3年の不良と一緒に居たんだって」

「それってヤバくない?」

「三目!! 目白が接触してきたら、逃げろって言っただろ!!!」

「昨日の帰りに目白と何を話してたの?」

「三目さん…」

私は椅子から立ち上がる。

「三目さん?」

「目白さんは不良じゃないです」