「姫華。一緒に帰ろう」

帰りのSHRが終わり、目白さんがスクールバックを手に私の所に来ました。

「すみません。行く所があるので、一緒に帰れません」

「行く所に俺も一緒に行くのは」

「連れて行けません!」

「そっか……。分かった」

「誰かに!
誰かに…ついてくるように言われても。
ついて行かないで下さいね……」

私は目白さんを見つめる。

「…そうする……」