東和がうちの神社に居座ってから一週間が経過した。
私が学校から帰宅すると、東和は毎日決まって庭の掃き掃除をしていて「お帰り、葵」なんて当たり前のように声を掛けてくる。
気安く名前を呼ぶなって、何回も言っているのに。
食事も、毎朝、毎晩、私とじいちゃんに混じって当たり前のように食べている。
食事の用意は私なのだけれど、東和はいつもそれを「美味い」と言って完食してくれる。
……しかし、毎回必ず「でも、あのおにぎりが一番美味い」と言ってくるので、腹が立つ。
じいちゃんからは「野沢菜のおにぎり、葵もたまには握ってあげなさい」と言われるが、何か悔しいので、それだけは作ってはあげない。
私が学校から帰宅すると、東和は毎日決まって庭の掃き掃除をしていて「お帰り、葵」なんて当たり前のように声を掛けてくる。
気安く名前を呼ぶなって、何回も言っているのに。
食事も、毎朝、毎晩、私とじいちゃんに混じって当たり前のように食べている。
食事の用意は私なのだけれど、東和はいつもそれを「美味い」と言って完食してくれる。
……しかし、毎回必ず「でも、あのおにぎりが一番美味い」と言ってくるので、腹が立つ。
じいちゃんからは「野沢菜のおにぎり、葵もたまには握ってあげなさい」と言われるが、何か悔しいので、それだけは作ってはあげない。