「わあ、綺麗な部屋だね。」
俺自身も初めてくるから、嬉しくなってしまって。だから、手を離してしまっていたんだ。可愛い琴音の。あの時離しさえしなければ…。
「あれ?こ、琴音?」
琴音はいなかった。