さて、涼音と
付き合い出したのが十二月の初め。
そして、今日はクリスマスイブ。
「《今日、デートに行かない?》」
終業式だったから
私はとっくに帰って来ている。
「《仕事は?
今日は忙しいんじゃないの?》」
付き合いだしてから
プライベートでは
タメ口と呼び捨てで話すようになった。
「《大丈夫だよ。
って言っても夜八時頃に
なっちゃうけどね(苦笑)》」
茜も笠巻君とデートの
約束してるって言ってたし、
お母さん達は今日も遅いだろう。
「《行く♡♡
待ち合わせは駅にしよう*♬೨》」
家まで来てもらうと
ご近所から両親に
伝わる可能性がある。
それは避けたい。
♬✧*。♬*.+゜♬✧*。♬*.+゜♬✧*。
「お姉ちゃん」
涼音とメールしていると
茜が部屋に来た。
「どうしたの?」
「洋服、選んで欲しくて」
そういうこと♬*゜
「わかった」
茜の服を選んであげて
私もデート用の服を選んだ。
「茜は何処で待ち合わせしてるの?」
私と涼音は駅前。
「◆◆公園」
あそこね。
「じゃあ、途中まで
一緒に行かない?
私は駅で待ち合わせだから」
茜達が待ち合わせしている
公園は駅に行く途中にある。
「うん*♬೨
公園まで手繋いでもいい?」
珍しいなぁ。
「いいよ、久しぶりに手、繋ごう」
何年ぶりだろう、
こうして茜と手を繋ぐのは……
すれ違って行く人々。
中には人に化けているのもいるけど。
「着いたよ。
私は行くから
笠巻君によろしくね」
公園の入り口で別れ、駅に向かった。
♬✧*。♬*.+゜♬✧*。♬*.+゜♬✧*。
駅に着いて直ぐに見つけた。
「涼音」
喧騒の中、少し大きな声で呼んだ。
「蛍」
こういう時、つくづく
私服でよかったと思う。
涼音の車に乗りドライブへ。
家に着いたのは十時。
「親御さん大丈夫か?」
人間界では教師だもんね(苦笑)
「大丈夫だよ、
帰ってくるのは夜中だから」
茜は帰って来たかな?
「じゃぁね。
また、電話かメールするよ」
涼音の車から降りて
玄関の鍵を開けた。
「あぁ、温かくして寝ろよな」
寒いから心配してくれてるんだね。
「うん、涼音も風邪引かないようにね」
冬休み中は会えないだろうからね。
「わかってるよ。
じゃぁ、お休み」
涼音を見送ってから
家の中に入った。
♬✧*。♬*.+゜♬✧*。♬*.+゜♬✧*。
まぁ、短い冬休みの間には
案の定、会えなかった。
まさか、冬休み明けに
新たな“天使”が来るとは
想像もしていなかったけど(苦笑)
付き合い出したのが十二月の初め。
そして、今日はクリスマスイブ。
「《今日、デートに行かない?》」
終業式だったから
私はとっくに帰って来ている。
「《仕事は?
今日は忙しいんじゃないの?》」
付き合いだしてから
プライベートでは
タメ口と呼び捨てで話すようになった。
「《大丈夫だよ。
って言っても夜八時頃に
なっちゃうけどね(苦笑)》」
茜も笠巻君とデートの
約束してるって言ってたし、
お母さん達は今日も遅いだろう。
「《行く♡♡
待ち合わせは駅にしよう*♬೨》」
家まで来てもらうと
ご近所から両親に
伝わる可能性がある。
それは避けたい。
♬✧*。♬*.+゜♬✧*。♬*.+゜♬✧*。
「お姉ちゃん」
涼音とメールしていると
茜が部屋に来た。
「どうしたの?」
「洋服、選んで欲しくて」
そういうこと♬*゜
「わかった」
茜の服を選んであげて
私もデート用の服を選んだ。
「茜は何処で待ち合わせしてるの?」
私と涼音は駅前。
「◆◆公園」
あそこね。
「じゃあ、途中まで
一緒に行かない?
私は駅で待ち合わせだから」
茜達が待ち合わせしている
公園は駅に行く途中にある。
「うん*♬೨
公園まで手繋いでもいい?」
珍しいなぁ。
「いいよ、久しぶりに手、繋ごう」
何年ぶりだろう、
こうして茜と手を繋ぐのは……
すれ違って行く人々。
中には人に化けているのもいるけど。
「着いたよ。
私は行くから
笠巻君によろしくね」
公園の入り口で別れ、駅に向かった。
♬✧*。♬*.+゜♬✧*。♬*.+゜♬✧*。
駅に着いて直ぐに見つけた。
「涼音」
喧騒の中、少し大きな声で呼んだ。
「蛍」
こういう時、つくづく
私服でよかったと思う。
涼音の車に乗りドライブへ。
家に着いたのは十時。
「親御さん大丈夫か?」
人間界では教師だもんね(苦笑)
「大丈夫だよ、
帰ってくるのは夜中だから」
茜は帰って来たかな?
「じゃぁね。
また、電話かメールするよ」
涼音の車から降りて
玄関の鍵を開けた。
「あぁ、温かくして寝ろよな」
寒いから心配してくれてるんだね。
「うん、涼音も風邪引かないようにね」
冬休み中は会えないだろうからね。
「わかってるよ。
じゃぁ、お休み」
涼音を見送ってから
家の中に入った。
♬✧*。♬*.+゜♬✧*。♬*.+゜♬✧*。
まぁ、短い冬休みの間には
案の定、会えなかった。
まさか、冬休み明けに
新たな“天使”が来るとは
想像もしていなかったけど(苦笑)