「う…」
私が目を覚ましたのは、周りが真っ白で何もない空間だった。
…ここ、どこよ。
すると、不意に声が聞こえた。
『おはようございます、水上凛香さん。』
その声とともに、人が上から舞い降りてきたのだ!
背中に白い羽が生えていて、真っ白なワンピースを着、長い金髪を下の方でまとめてくくっていて、頭に輪っかが浮いていた。
えーと、これは…。
『天使の、ミッシェルといいます。』
だよね!
「てか、天使?何、私まさか、アレで死んじゃったの!?」
『はい、その通りです。』
あー、死んだのかあー…
て、えぇ!?死んじゃったの、本当に!?
『なので、あなたは魂だけの姿となり、ここ、天界にいるというわけです。今からあなたは、生まれ変わります。さ、こちらへ。』
ミッシェルは、私の手を引いて行こうとした。
「あ、ちょ、ちょっと待った!」
『何でしょう』
「生まれ変わったら、どうなるの?今の記憶って、全部消えちゃうわけ?」
ミッシェルは眉を少し上げる。
『ええ、記憶は全て消去させていただきます。来世に影響を与えてしまう場合がありますからね。もっとも、最近では記憶が消去しきらない人間もいるそうですけど。』
そんな!
だったら、美菜子や、ママや、パパとの思い出も忘れちゃうってこと?
『何か、問題でも?』
「やだ」
『は?』
「嫌だ!みんなのこと、忘れたくない!それに、美菜子は、私が守ってあげないとっ…!」
私が目を覚ましたのは、周りが真っ白で何もない空間だった。
…ここ、どこよ。
すると、不意に声が聞こえた。
『おはようございます、水上凛香さん。』
その声とともに、人が上から舞い降りてきたのだ!
背中に白い羽が生えていて、真っ白なワンピースを着、長い金髪を下の方でまとめてくくっていて、頭に輪っかが浮いていた。
えーと、これは…。
『天使の、ミッシェルといいます。』
だよね!
「てか、天使?何、私まさか、アレで死んじゃったの!?」
『はい、その通りです。』
あー、死んだのかあー…
て、えぇ!?死んじゃったの、本当に!?
『なので、あなたは魂だけの姿となり、ここ、天界にいるというわけです。今からあなたは、生まれ変わります。さ、こちらへ。』
ミッシェルは、私の手を引いて行こうとした。
「あ、ちょ、ちょっと待った!」
『何でしょう』
「生まれ変わったら、どうなるの?今の記憶って、全部消えちゃうわけ?」
ミッシェルは眉を少し上げる。
『ええ、記憶は全て消去させていただきます。来世に影響を与えてしまう場合がありますからね。もっとも、最近では記憶が消去しきらない人間もいるそうですけど。』
そんな!
だったら、美菜子や、ママや、パパとの思い出も忘れちゃうってこと?
『何か、問題でも?』
「やだ」
『は?』
「嫌だ!みんなのこと、忘れたくない!それに、美菜子は、私が守ってあげないとっ…!」