この天井が落ちてくるのではないかと、不安で眠れなかった夜がある。


それがいくつの頃だったか忘れていたけれど、今考えると丁度イジメにあっていたときだったと思う。


普段では気にも止めないこの天井が、その時の俺には恐怖の象徴になっていた。


涙を拭いて、鼻をすする俺は、俺の中にあった『神崎流星』という変わり者の存在がどんどん膨らんでいくことに、まだ気付いていなかった……。