あらすじ

高校1年生の大木ハジメは、夏休み前から学校に来なくなった神崎流星の様子を見に家まで行くことになった。
背が高くスポーツ万能で勉強ができる神崎が登校拒否になる理由なんてないと思っていたのだが、神崎は母親と再婚した男のことで悩んでいた。
「この家には秘密の部屋がある。どうしてもそこに入りたいんだ!」
神崎は父親の家にある秘密の部屋に入りたいと思い悩んでいたのだ。
そんなことを手伝う義理はないと思っていたのハジメだが、徐々に神崎のペースに乗せられ、手伝うことになってしまう。
そしてついに秘密の扉を開けると、そこには同年代の子供たちの個人情報がズラリと並んでいた。
母親の再婚相手は自分の会社を継がせることができる子供を探し、神崎を選んで再婚していたのだ。
父親は母親を愛していなかった。
しかし、ここで離婚するとまた母子家庭に戻ってしまう。
母親の幸せを願う神崎はどうすればいいのかわからず、立ち止まってしまう。
そんなとき、ハジメが神崎の背中を押すのだった。