「意味、わかんないんだけど」


首を傾げたとたん、神崎が勢いよく立ち上がり、天井へコブシを突き上げた。


「俺は俺の人生を歩く!! 見た目なんか気にしない、やりたいことをやるんだ!!!」


俺はポカンと口を開けたまま、やっぱり神崎流星という男は変人だ、と納得した。